2016年8月24日「受けて立つ!負けてたまるか!(子育て)」

2016.08.24 Wednesday 13:47
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    いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。
    多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。
    この子育て・教育ブログは「私自身への問いかけ・言い聞かせ」として書かせていただいています。
    ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。
    そのあたり、どうか、ご了承ください。


     

    受けて立つ!
    負けてたまるか!
    その心意気で、生きていく。

     

     

    妻から、第一報のメールが届いていた。

    全然あかん。
    ベンチによー出されてるし。
    やる気が伝わらん。

     

    14チームが参加する。
    2日かけて優勝チームを決める。
    1号(8歳の息子)のサッカー大会。

     

    第2報。
    コーチに当たりが弱いって言われてベンチへ。
    その後、後半戦に出て、頑張ってた。
    チームは2戦2分。

     

    第3報。
    今回はフル出場。頑張ってる。
    チームは1対2で敗戦。

     

    第4報。
    チームは7対0で勝利。
    よく頑張ってた。
    シュート、決まった?決まってない?というのが1本。

     

    1号のシュートを最後に味方が押し込んだ。
    どっちのシュート?
    監督は1号のシュートと言っていたらしい。

     

    翌朝、本人に最終確認。

     

    「そのシュートはカウントするんか?」

     

    「…」

     

    「自分で決めたらいい」

     

    「ややこしいから、やめとくわ」

     

    通算95ゴール目ならず…。

     

    潔し。


     

    夏休み。しかも、平日。
    家族でお出かけ。そして、仕事を持つ母親たち。
    様々な事情で、参加できないチームメイトが多い。
    この大会は、レギュラー5名が不参加だった。
    黄金のカルテットのうち3名がいない。
    そして、正キーパーも、第2キーパーもいない。
    小2チームから補充メンバーを呼んでの大会参加だった。

     

    さらに、2日目は、コーチもいない。
    指揮を執るのは、クラブの監督。
    監督は、普段、年長・小1チームのコーチを兼任している。
    小3チームの現状は、ほとんど知らない。


     

    2日目の午前中まで予選が続く。

     

    第5報。
    1試合目負けた。
    1号、前半は右ハーフ、後半キーパー。

     

    監督の大胆な采配。

     

    第6報。
    今、2試合目。
    キーパー1号。監督に言われてんて。
    PKで1点入れられた。

     

    監督の大胆な采配は続いている。

     

    第7報。
    負けた…もどかしい。

     

    予選敗退。午後から下位リーグ戦へ。

     

    第8報。
    下位リーグ1試合目。右ハーフ。
    めっちゃ頑張ってた。
    弱いチームやからか、みんな元気。
    7対0。

     

    第9報。
    1号、さっき、ナイスセーブとシュート決めた!

     

    また、キーパーをやっている。
    通算95ゴール目、おめでとう。

     

    メールの続き。
    その前の試合は、ドリブルしながら、
    7人ぐらいに囲まれながらも、
    ゴリゴリ進もうと頑張って、パス。
    ナイスパスもアシストもあったよ。

     

    2試合目は6対1で勝利。

     

    第10報。
    下位リーグ決勝戦。
    頑張ってたー。キーパーやったけど。

     

    決勝戦は1対1で引き分け。3人対3人のPK戦へ。

     

    最終報。
    3本目、自分で決めて、最後、自分でとめて、勝利。
    かっこよかったです。


     

    守護神!
    監督にそう言われて、1号は決勝戦に挑んだという。

     

    そして、PK戦へ。
    当然、キーパーは俺!と意気込む1号。

     

    ちょっと不安になる監督。かなり勝ちたい監督。
    だから、大胆さが…。
    カルテットのひとりの彼にキーパーを代わってもらったら?
    監督はそんな気遣いをしてくれたようだ。

     

    しかし、1号は、もう、止まらない。

    勇敢に断った。

     

    PK戦。
    2人目まで、両チームとも成功。

     

    「2本とも、読みが外れてんなぁ…」

     

    今朝、1号は、そんなふうに回想していた。

     

    そして、3人目の1号が、PKを決めた。
    生涯2度目の公式戦のPK。これで2回連続の成功。

     

    そして、守護神の1号が、相手チームの3人目のPKを止めた。

     

    「読みが当たってん!」

     

    実は、この相手チームの3人目とは、2度目の対戦だった。

     

    前述した妻のメール。
    第6報。
    今、2試合目。
    キーパー1号。監督に言われてんて。
    PKで1点入れられた。

     

    このPKを決めた選手だった。

     

    1号はそれを覚えていた。
    シュートの軌道も覚えていた。
    また、きっと、ボールは、頭上に来る。

     

    「やるなぁ…。ここ(頭)の勝利やな」

     

    「うん!」


     

    勝利の瞬間、みんなが、守護神に、抱きついた。

    category:子育て | by:武本貴志(たけもとたかし) | - | - | -

    2016年8月18日「塾講師として、24年目の夏(仕事・人生)」

    2016.08.18 Thursday 17:16
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      いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。
      多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。
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      ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。
      そのあたり、どうか、ご了承ください。


       

      もう、1週間が過ぎた。
      8月11日(木)の17:00ごろ、大阪に帰って来た。
      2泊3日の高野山での中2選抜制夏期特訓合宿から帰阪した。
      大阪に比べて、遥かに涼しく、過ごしやすかった。
      そして、身体が軽かった。
      今こそ、胸を張って、言おう。
      それは、肉体改造のおかげ。
      シェイプアップしながらつけた筋肉のおかげ。

       

      「その筋肉、何に役立ってるの?」

       

      妻よ、その答えが出たぞ。


       

      8月12日(金)は、家族4人で、百均に買い物へ。
      2号(5歳の娘)の自転車のコマをはずす工具を買いに。
      ついでに、1号(8歳の息子)には、けん玉を買った。
      ついでに、2号には、ポーチを買った。

       

      そして、行きつけの鉄板焼き屋へ。

       

      食事を終えた1号が、けん玉に挑み続けている。
      玉が、大皿、中皿(剣先の反対側)、また、大皿、中皿と往復する。
      トントントントントントントン。7回連続に成功した。

       

      2号が、けん玉を欲しがった。
      けん玉ならいい。買ってやろう。ふたりで、再び、百均へ。
      そして、何度も何度も挑んだ。玉をおでこにぶつけながら。
      トン。1回連続に成功した。


       

      8月13日(土)は、家族4人で、リビングと押入れの整理整頓。
      そして、今もなお、我が家は、揃っている。整っている。

       

      そして、2号の初めてのコマなし自転車への挑み。
      前回にも記した通り、彼女の意志で、午前と夕方と2回挑んだ。
      午前は7回連続。夕方は11回連続で、ひとりでこげた。

       

      どうした、2号?
      この日以来、彼女は、挑もうとはしない。
      彼女は、忘れたふりをしている。
      私は、気づかないふりをしている。
      もう少し、待つ。


       

      8月14日(日)、ふたつのけん玉は、すでに、直立不動のまま。
      家族4人で、ジイ(妻の父)の家に行った。
      我が家から、車で、40分ほどで、行ける。
      行きは私が運転し、帰りは妻が運転する。

       

      妻がいつでも、実家へ帰られる。それを優先して、住む町を決めた。
      そうか…。まもなく、結婚して、15年になるなぁ。
      妻は結婚以来、週に1度は、実家に帰り、家事をして帰って来る。
      ジイを一人暮らしにさせたのは、私である。

       

      家族4人で、バア(妻の母)の墓参り。
      その後、ジイを交えて、焼肉を楽しむ。
      私とジイはふたりで、ビールも楽しむ。

       

      だから、帰りは妻が運転。

       

      「ええ…。車、おかしい」

       

      妻が車を止めた。

       

      エンジントラブルだった。

       

      レッカー車を呼んだ。
      家族4人で、40分ほど、待った。

       

      レッカー車のおじさんが、タクシーを呼んでくれた。
      家族4人とおじさんで、30分ほど、待った。

       

      エンジンをかけられず、かなり、暑かった。
      外に出て、待っていた。

       

      いろいろあるなぁ、しゃあないなぁ…とできるだけ穏やかに待っていた。
      そして、子どもたちを飽きさせないために、できるだけふざけて待っていた。

       

      有難いことに…。
      レッカー車のおじさんも、タクシーの運転手さんも、本当に親切な人だった。
      そして、保険って、やっぱり、保険だなぁ…と思った。


       

      8月15日(月)、大学1回生の甥っ子が泊まりに来た。
      焼肉屋に行くことと、京セラドームでの阪神戦に行くことは決まっている。

       

      「あと、何がしたい?」

       

      母親(私の妹)の前では、言いづらいこともあるだろう。
      今、正直に、やりたいことを、言えばいい。
      私はそんな思いだった。

       

      「やっぱり、(河川敷)野球かな」

       

      「ええ?野球?」

       

      春休みに泊まりに来たときに、1号、2号を交えて、初めてやった。
      子どもの遊びである。それを心待ちにしていたのか…。

       

      「そのために、運動靴と服も持ってきたし」

       

      何歳やねん…。

      早くに父親と離別したことで、幼少期に、そんな体験がないからか…。
      それとも、ただただ、変わった子なのか…。どちらもだと思う。
      間違いなく、彼は変わっている。ただ、それは、最大の褒め言葉。

       

      彼の唯一の誤算。
      今は、春ではなく、夏だった。酷暑の夏だった。

       

      キャッチ―ボール、試合、そして、とどめのノック。
      そのすべてを終えて、汗だくの彼は言った。

       

      「野球はやっぱり、春やな」

       

      1号だけが、ホームランを打った。左打席で。

       

      夕食に焼肉屋へ。
      彼はもちろん、1号も、妻も、お菓子大好きの2号まで。
      過去最大の食欲だった。

       

      そして、カラオケへ。
      カラオケに行くかどうか、彼に委ねた。
      彼は上手だった。行く勇気を出せて、よかった。
      妻が92点、彼が91点、1号が90点。
      3人の共通点は音程が安定していること。お見事。
      音程が安定しない私はフルテクニック使用で89点。
      2号は80点まで上り詰めた。5歳で、お見事。


       

      8月16日(火)、5人で京セラドームへ。
      ビジターの広島の応援の凄さにちょっと感動した。
      この2連戦限定の小さな赤ヘル付きのポップコーンを買ってしまった。
      その赤ヘルは今、我が家で、2号の妹(ぽぽちゃん)が被っている。


       

      8月17日(水)、まずは、1号がサッカークラブの練習へ。
      そして、私が仕事へ。その後、甥っ子は、大阪を去った。
      こうして、我が家のお盆スペシャル(夏期休暇)は終わった。


       

      8月18日(木)、1号へ指示。

       

      「今日から夏休みが終わるまでの勉強のスケジュールをひとりで立ててみ」

       

      「はい」

       

      学校の宿題は、残すところ、絵日記2つと毎日書く一言日記のみ。
      そう聞いた。さあ、少し、ステージを上げようか…と思った。
      だから、自主勉強のスケジューリングを、自分ひとりで立てる。
      私や妻に頼らず、自分で計画する。

       

      「できた!見て!」

       

      いいんじゃないか。
      平日に2日続けて、サッカーの大きな大会がある。
      その日は勉強をなしにして、いつもは完全休日の日曜日に勉強する。
      サッカーの練習がある日は、大好きな算数の文章題。
      ない日は、ちょっとやるのが億劫な漢字。
      そんな意志のある計画だった。
      いいんじゃないか。決めたら、あとは、やるのみ。


       

      8月13日(土)に戻る。整理整頓をしていたら…。
      12年ほど前に私が自分で考えたチラシが出てきた。

       

      “Starting Over”と大きく書いてある。
      ある校舎を移転開校したときのチラシ。私が校舎長を務めた。
      “新たなる出発(やり直し)”という決意を表したかった。

       

      そして、この言葉があった。

       

      “生徒たちの可能性を拓く”

       

      「この時から、言ってたんかぁ…」

       

      その時は、そうつぶやいたが…。

       

      実は、もっともっと、昔から、言っていた。
      今、その記憶が蘇ってきた。

       

      “可能性を拓く”

       

      この言葉に引き寄せられたのは、1992年。
      大学4回生のとき。就職活動中に。ある塾で。
      私は、1993年に、そこで、塾講師として、デビューする。

       

      そして、この言葉もまた、そこで、私の心に入った。

       

      “最善を尽くす”

       

      “常に最上を目指し、最善を尽くす”

       

      そんな教育理念だった。最高ではなく、最上を目指した。


       

      塾講師として、24年目の夏。

       

      “可能性を拓く”と“最善を尽くす”に、私は今、挑み続けている。

       

      それは、これからも、きっと、続く。

      category:仕事・人生 | by:武本貴志(たけもとたかし) | - | - | -

      2016年8月14日「あきらめない人(授業)」

      2016.08.14 Sunday 12:34
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        いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。

        多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。

        この子育て・教育ブログは「私自身への問いかけ・言い聞かせ」として書かせていただいています。

        ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。

        そのあたり、どうか、ご了承ください。

         

         

        リビングの整理整頓をやり終えた。

        リビングを片づけるには収納先の押し入れの整理整頓も必要だった。

        5時間はかかったか…。家族4人でやり切った。

         

        これで、我が家の整理整頓はひと段落。

        玄関責任者の1号(8歳の息子)と和室責任者の2号(5歳の娘)。

        そのふたりに続き、リビング責任者は妻。

         

        「あんたら次第やで!頼むで!」

         

        妻の声。

         

        まあ、リーダーの形はいろいろある。

         

        任せる。

         

         

        中2選抜制夏期特訓合宿で、私は、3日間、我が家を留守にした。

        その間に、サッカー選手の1号は、通算94ゴール目を決めていた。

        1年前の合宿直後に決めたシュートは32ゴール目だった。

        この1年での彼の成長がよくわかる。

         

        合宿から帰宅して、2号が言う。

         

        「チチィ(父)、自転車のコマなし、練習したい!」

         

        七夕のお願い事で、短冊に、彼女は、こっそり書いていた。

         

        早くコマなし自転車に乗れますようにと…。

         

        その時は、ただの願い事だった。

        その後、彼女は、逆上がりに成功した。

        さらに、プールで潜ること、伏し浮き、そして、バタ足に成功した。

        怖がりで、家では泣き虫の彼女が…。

         

        そんな成功体験の積み重ねによって、願い事は小さな夢に変わった。

        彼女は自分の力で、願い事を夢に変えた。

         

        近くの広場に行った。コマを外して、挑んだ。

        ここは、我が家の挑みの場。

        1号の逆上がり、かけっこ、そして、サッカーや野球。

        1号がコマなし自転車に乗れたのも、ここだった。

        成功までたった45分だった。もう、小2だったけど…。

        まあ、彼は、大器晩成である。

         

        2号は7回連続で、自分だけで、こげた。

        彼女には彼女のペースがある。一気に行く必要などない。

        彼女が、年長時に、自分で決めて、挑んだこと。

        そこに価値がある。

         

        応援に来た1号は、いつしか、同じ広場でサッカーをやり出した。

        見ず知らずの親子(父と息子ふたり)サッカーに入れてもらっていた。

         

        「入れてください」

         

        自分で言ったという。あのシャイボーイが…。

        そして、彼のボールさばきは、上手かった。

        サッカーへの自信がシャイを超えたのだと思う。

         

        「チチィ、また、コマなし、練習したい!」

         

        午前中の挑みを終えて、リビングの整理整頓中に、2号は言った。

        私はヘトヘトだったが、そこは、自分を奮い立たせた。

         

        2号は11回連続に成功した。

         

        帰宅すると、1号が、妻と、夏休みの宿題の習字をやっていた。

        去年、キリギリスの絵で市のコンクールで銅賞を受賞した。

        今年は、銀賞以上を狙うため、得意の字で勝負するらしい。

         

        「必勝」を書きたかったが、習字初心者の彼にはハードルが高すぎた。

        「心」に変えた。これもまた、うまく書くのはチャレンジングだった。

         

        「正」はどうか?と私が提案した。そして、それに決まった。

         

        私は2号と買い物へ。

         

        帰ってきたら、見事な「正」が書き上がっていた。

         

         

        ふたりとも、このまま、あきらめない人でいてほしい。

         

        ずっとずっと。

         

         

        中2選抜制夏期特訓合宿。

        最後に、生徒たちに、3つのことを私は伝えた。

         

        1つは、ありがとう。

        来てくれたこと。

        全員が元気に最後までやり切れたこと。

        3日間、天候にも恵まれたこと。

        決して、当たり前のことではない。

         

        2つ目は、仕事、働くこと、勉強について。

        初日、2日目、3日目と、将来と今について、生徒たちは、考え続けた。

        ガイダンス講師の彼女が、その学びの場を、創り上げてくれた。

        渾身の訓話を交えながら。

         

        私はその学びを、私なりの言葉でまとめた。

         

        仕事の始まりはこれ。

        こんなものがあれば、みんな、喜ぶのではないか?

         

        この机も、パイプ椅子も、誰かがそう思ってくれたから、今、存在している。

        この中2合宿もそう。去年、こんな合宿があれば…という思いから始まった。

         

        その思いで、みんなで、つなげていく。

        それが仕事。そのために今、勉強。

         

        3つ目。

        あきらめない人になってほしい。

        そのために、私も、数学講師の最強のパートナーの彼も、徹底的に挑ませた。

         

        知っていてほしい。

        人は右肩上がりで成長はしない。踊り場がある。

        それを、成長の踊り場という。

        だから、次の階段が来るまで、粘り強く、前進し続けてほしい。

        明日、その階段は、やってくるかもしれない。

         

        失敗して、転げ落ちることもある。

        でも、そこでも、踊り場があるからこそ、立ち止まれる。

        奈落の底まで、落ちずに済む。踊り場が助けてくれる。

         

        君たちが、難問に挑み、できました!と手を挙げる。

        不正解のとき、私は君たちに「違う」と言う。

        決して、「あかん」とは言わない。

         

        先生は、自分にもそう言う。

        失敗したとき。「違うか」と言う。「あかんわ」とは言わない。

         

        「あかん」を言うと終わってしまう。心が折れてしまう。

        「違う」には次がある。次の違う答えがある。

         

        みんな、このまま、あきらめない人でいてほしい。

         

        ずっとずっと。

         

         

        すべての合宿のプログラムを終えて、出発までの緩やかな時間。

         

        「一緒に写真撮ってください」

         

        生徒たちが、言ってくれる。この子まで、言ってくれるのか…。

         

         

        生徒たちが書いてくれたアンケートや感想文。

         

        ガイダンス講師の彼女が教えてくれた。

        〇〇くんが最後の最後まで、時間をかけて、書いてくれていました。

         

        大人しい子である。

        でも彼は、私のスベリ続けた渾身のジョークに無声の爆笑をしてくれていた。

         

        取り立てて、優れた文章というわけではない。だからなおさら、嬉しかった。

         

        最強のパートナーの彼が言う。

        その情報がなかったら、目立たない感想文になっていたでしょうね。

         

        本当にそう思う。

         

         

        そして、こんなメッセージを見つけた。

         

        本当の楽しさを知りました。

         

         

        つながったなぁ…。

         

         

        そう。

         

        本当に楽しかったら、本当に悔しかったら。

         

        あきらめないもんなぁ…。

        category:授業 | by:武本貴志(たけもとたかし) | - | - | -

        2016年8月12日「いい顔だったなぁ(授業)」

        2016.08.12 Friday 14:28
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            いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。

          多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。

          この子育て・教育ブログは「私自身への問いかけ・言い聞かせ」として書かせていただいています。

          ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。

          そのあたり、どうか、ご了承ください。

           

           

          生徒たちは私が話し始める空気を察知した。

          全員の本気の目玉といい姿勢が揃って私に集中した。

          注目!などと私は一切言っていない。

           

          「おお、そんなことが、できるようになったか」

           

          私は生徒たちに笑顔を返した。

           

          成功者に真似る。

          志望校に合格する人たち。目標を達成する人たち。

          そんな人たちは切り替える力に優れている。

          そんなことを私は生徒たちには語っていた。

           

          いい顔だったなぁ…。

           

           

          去年、ゼロから創った中2夏期特訓合宿の英語の授業。

          今年、シナリオを大幅に変えた。

           

          コンセプトは変わらない。

          英語の本質を知る。先取り学習はしない。

           

          去年以上に、生きた英語、心の入った英語に挑む。

          つまりは、英作文のハードルを上げる。私の挑みである。

          さらに、グループワークの質を上げる。

          去年も少し取り入れたが、今年は本格的に取り入れる。

           

          生徒が主役。

          生徒の主体性を引っ張り出す。

          究極のやる気を引き出すために。

          あきらめない人になるために。

           

           

          チームでの英語の暗唱を1番にやり遂げた。

          チーム全員が一斉に手を挙げた(完了のしるし)。

           

          いい顔だったなぁ…。

           

           

          チームでの英語の暗唱に失敗した。

          失敗した彼がチームメイトに謝っている。

          みんなが、笑い、悔しがっている。

           

          いい顔だったなぁ…。

           

           

          チームでの英語の暗唱に悪戦苦闘。

          苦しんでいる彼女にチームメイトがヒントを出している。

           

          いい顔だったなぁ…。

           

          いいヒントを出すこと。

          これは高度な学習である。自分も仲間も賢くなれる。

          そんなことを私は生徒たちに語っていた。

           

           

          「みんなに才能はある。ただ、能力を得るのには努力が必要だ」

           

          この英作文に挑んでいるとき。

          彼が、彼女が「必要だ」は“takes”だと発見した。

           

          いい顔だったなぁ…。

           

           

          彼が、彼女が「努力」を“hard work”と書けた。

           

          いい顔だったなぁ…。

           

           

          授業を経て、夜の質問・演習タイムで。

           

          「とにかく新しい毎日なんだ」

           

          授業中に書けなかった生徒たちが挑んでいる。

          どんどんどんどん挑んでいる。

           

          「違う」

           

          また、挑む。

           

          「正解!」

           

          すると、彼女は私を追いかけてきた。そして、こう言った。

           

          「先生、グータッチしてください」

           

          私は、授業中、早く解けた者とグータッチをしていた。

          彼女はそれに憧れていたのだろう。

           

          「おお、そうか(笑)」

           

          ふたりで、片手で、グータッチ。

           

          いい顔だったなぁ…。

           

           

          クリアした者たちだけが挑める問題。

           

          「練習あるのみ」(3語で)

           

          「違う」「違う」「違う」「違う」「違う」

           

          個人戦から、いつしか、チーム戦に変わった。

          そして、生徒たちはゾーンに入った。

          ランニングハイ、いや、ラーニングハイ。

           

          私は一切、ヒントを出さなかった。

           

          そして、とうとう、グータッチ。

          底力のある彼のいるチームが正解を出した。

           

          いい顔だったなぁ…。

           

          悔しがる者たちも。

           

           

          「私は人生についてのすべてを3語で言うことができる」

          「人生には続きがある」

           

          この英作文を最初に正解したのも、底力の彼だった。

           

          彼の英語力は1番だと思う。

          ただ、普段とは全く切り口の違う私の英語の授業に苦戦していた。

          「練習あるのみ」を突破して、彼は新しい自信を得た。

           

          だから、これもまた、1番に正解した。

           

          「スープの中にハエ入ってるやん」

           

          この英作文を経て、そう言われたウエイターの返しのジョークを考える。

           

          “OK!(    )(    )(    ).”

           

          いい顔だったなぁ…。

           

          全く、ウケなかったけどなぁ…。

           

           

          「先生にも夢があります。今、3つあるなぁ」

           

          生徒たちに、語った。

           

          いい顔だったなぁ…。

           

          その夢の1つが、理想の授業をすること。

          それを50歳までに実現すること。

           

          この合宿で、その理想の授業に、少なくとも一歩は前進できた。

           

          そして、あらためて、思った。

          理想の授業は、果てしない。

          一歩近づいたからこそ、そう思う。

           

          そして、思った。

          究極のやる気を引き出すためには。

          高き理想。万全の準備。そして、その準備を本番で全部壊す勇気がいる。

          今年の私の授業は、アドリブだった。シナリオを変え続けた。

          3つの夢を語ったのも、アドリブ。究極のやる気を引き出すために。

           

          だからこそのラーニングハイだった。

          あれは、予定調和の作り込まれた授業では決して生れない。

           

          ゴールを具体的に描き過ぎてはいけない。

          描いたもっと先に、本当のゴールがある。

          生徒の可能性は、たかだか私が描けるほど小さいものではない。

           

          そして、あらためて、思った。

          私ひとりでは、理想にはいけない。

           

          だから、あらためて、思った。

          仲間がいれば、いけるかも。

          そして、生徒たちのチームワーク(教え合い)があれば、いけるかも。

           

           

          合宿を終えて、語り合った。

          去年に引き続き、数学講師の最強のパートナーと。

          去年の運営者という役割からガイダンス講師へとキャリアアップした彼女と。

          生徒たちが書いてくれたアンケートや感想文を読みながら。

           

          去年とは違う新しい合宿を創ることができた。

          そう生徒たちが答えてくれている。

           

          そして、去年の選抜者たちの凄さを、改めて、知った。

           

          みんなに、感謝。

           

           

          ひとまず、踊り場に入ろう。

           

          我が子たちが待っているから。

           

          和室に引き続き、リビングを徹底的に整理整頓するから。

           

           

          この続きはまた、次回にでも。  

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          2016年8月8日「夢の始まり(子育て)」

          2016.08.08 Monday 02:08
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             いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。

            多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。

            この子育て・教育ブログは「私自身への問いかけ・言い聞かせ」として書かせていただいています。

            ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。

            そのあたり、どうか、ご了承ください。

             

             

            先日、市の図書館に行った。

            各幼稚園・保育園の園児たちの絵画が展示されていた。

            2号(5歳の娘)の幼稚園の子たちはみんな、ザリガニを描いていた。

            みんなで捕まえに行って、みんなで飼っているザリガニ。

             

            2号の絵を見て、思った。

            他の作品を見て、思った。

             

            2号の絵が、一番、リアルだなぁ…。

             

            へぇ…。

             

            本当に、うまいなぁ…と思った。

             

            彼女の絵が、それほどまでとは、知らなかった。

             

             

            日曜日、市のホールに行った。

            各幼稚園・保育園の園児たちの平和のメッセージが展示されていた。

            2号が何を書いたのかは、すでに知っていた。

            これである。

             

            「みんながけんかしないようにしてくださいね」

             

            他の作品を全部見た。

             

            その作品のほとんどが、願い事だった。

            だから「…でありますように」「…おねがいします」で終わっている。

             

            一部には、自分の希望や決意を書いている作品もあった。

            だから「…したい」で終わっている。

             

            2号だけが、神様にお願いするわけでもなく…。

            自ら決意するわけでもなく…。

             

            ただただ、周りの人たちに注意している。

            どんな立ち位置なんだろうか…。

             

            園児たちの絵やメッセージを見て、思う。

            やはり、みんなに、個性がある。

            2号は、2号である。

             

            才能がある。

            みんなに生まれ持った才能がある。

             

            どの才能を選び、それを能力に変えていくのか?

             

            彼女が決めればいい。

             

            今の彼女の夢は、お母さんとケーキ屋さんになること。

             

            今、私がすべきことは、できるだけ、見に行くこと。

            こういった機会があれば、できるだけ、見に行くこと。

             

            そして、ただただ、彼女を、認めること。

             

            「チチィ(父)、もう、2号の作品、写真に撮った?」

             

            「撮ったよ」

             

            「やった!じゃ、それ、待ち受けにして」

             

            「それはしないわ。待ち受けは、ふたり」

             

            「は〜い」

             

             

            ふたり。

             

            そう、もうひとりのほう。

             

            1号(8歳の息子)。

             

            土曜日のサッカーのカップ戦。

            通算90ゴール目を決めてきた。

             

            そして、サッカーを始めて、2年4ヶ月。

            彼は初めて、公式戦で、PK戦に参加した。

             

            それは、その日の決勝戦だった。

            天候不良のため、試合なしのPK戦のみでの決着となった。

             

            妻が撮ってくれた動画を観た。

            彼は2番手。

            1番手は両チームとも成功している。

             

            ボールを見つめる1号。

             

            蹴った。

             

            そのボールは、ライナーで。

             

            ゴール右上のネットを揺らした。

             

            彼がターンをして、チームメイトのところへ走っている。

             

            へぇ…。

            初のPKで、右利きの君が、右へ蹴るか…。

            その自信は、どこから、来るのか…。

             

            チームは優勝した。

             

             

            日曜日の午前中は練習試合を4試合。

            4試合ともフル出場だったという。

            15分ハーフ。合計2時間。

             

            彼は3ゴールを積み重ねてきた。

            すべて、右のインサイドシュートだったという。

            これで通算ゴール数は93になった。

             

            小学校3年生が終わるまでに100ゴールという目標。

             

            あと7。

             

            ギリギリ間に合うか…。

            ちょっとペース上げていこか…。

            そんなことを言っていた時から、まだ、半年も経っていないなぁ。

             

            サッカー日本代表になるという彼の夢。

            そして、日本を世界一にして、日本を元気にするという志。

             

            今、私がすべきことは、彼の心を揃えること。

             

            彼は玄関の靴を揃え続けている。

            玄関責任者という役割を全うしている。

             

            「もう、癖になってきたやろ?」

             

            「うん、なってきた」

             

            「それでいい」

             

            彼は、学び、習っている。

            学ぶとは、まずは、真似ること。だから、私が率先垂範する。

            習うとは、慣れること。だから、やり続ける。

             

            学ぶ。そして、習う。

            そのどちらも、彼の得意とするところ。

             

            そうやって、彼の心を揃えること。

             

            そして、ただただ、彼を、認めること。

             

             

            日曜日の夜。

            妻は幼稚園のお母さんたちとの大宴会。

            年に数度の本気飲みの日。

             

            私は1号と2号と地域の小さな夏祭りへ。

            2号は人形すくいに燃える。2回やった。

            1号はパターゴルフに燃える。2回やった。

             

            帰りにスーパーに寄った。

            2号にはお菓子を。1号にはプロ野球チップスを。

            私には半額になっていたサーモンの握り寿司とお造りを。

             

            握り寿司は1号に食べられた。

            美味しそうだった。

             

            楽しかった。

             

             

            みんなに才能がある。

             

            才能とは、持って生まれたもの。

             

            ただただ、その才能を、認めること。

             

            そうすれば、どの才能を磨くかは、自分で決めていく。

             

            そして、その才能を、能力に変えていく。

             

            たゆまぬ努力で。

             

             

            才能を認めること。

             

            それが夢の始まりだと私は信じている。

             

             

            今、午前2時。

             

            ふたりは、ぐっすり、眠っている。

             

            妻は、近所で、歌っている。 

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            2016年8月5日「主体的に学ぶ人〜フェア&チームワーク〜(授業)」

            2016.08.05 Friday 14:46
            0

              いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。
              多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。
              この子育て・教育ブログは「私自身への問いかけ・言い聞かせ」として書かせていただいています。
              ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。
              そのあたり、どうか、ご了承ください。


               

              我が子たちの初めての留守番。
              1号(8歳の息子)と2号(5歳の娘)がふたりきりで。
              妻はママさんバレーの練習試合。私は仕事。
              妻が帰って来るまでの2時間ほどの留守番。

               

              電話をしてみた。
              留守番電話になった。

              教え通り、ふたりとも、電話には出なかった。

               

              また、電話をした。
              留守番電話に「今すぐ、電話に出なさい!」とメッセージ。

              1号が出た。

               

              「2号はもう、勉強、終わったから、リビングでテレビ観ている」
              「だから、1号は、和室で、勉強中」

               

              鮮明に絵が浮かんだ。

               

              2号に代わった。

               

              「(もう)何!」

               

              テレビに夢中なのが、よくわかった。

               

              ふたりとも、よくできました。


               

              妻が帰って来てから、1号は、はじめて、ひとりで、散髪屋へ。
              自分で、ひとりで行くと、申し出たという。
              自転車で、5分ほどで着く。

               

              「スポーツ刈りで。前髪は残してください」

               

              仕事から帰宅後、眠っている彼を見ると、その通りになっていた。

               

              よくできました。


               

              その散髪屋さんは、ガムをくれる。
              当たりつき。当たると1号は2号にあげる。

              当たった。

               

              よく当てました。


               

              散髪を終えて、サッカー塾へ。

              1号は、通算89ゴール目のシュートを決めた。

               

              よく入れました。


               

              私は、朝から、新卒採用の面接。そして、会議を2本。
              そこから、授業へと向かった。夏期講習会の授業と8月平常授業。

               

              夏期講習会前半戦の最終日。

               

              A goal without a plan is just a wish.
              (計画のない目標はただの願い事に過ぎない)

               

              この有名な言葉を生徒たちには贈っていた。

               

              「だから、今日は、先生がプランを立ててきたぞ」

               

              昨日までは、みんなで、多くの新しい表現の習得に挑んだ。
              今日は、それを、学び直す。仕上げ切る。一人ひとりが。
              そのためのプランを立てた。

              全問正解したら、次のステージへ。合計6ステージ。

               

              やはり、彼女が突き抜けた。
              彼女はもう、他者のことを気にすることをやめた。
              過剰に他者と比べることをやめた。
              だから、彼女は、この夏、突き抜けた。

               

              勉強が自分ごとになった。
              その彼は、その日、これを言わなかった。

               

              「先生、もう、答え、教えてください」

               

              最後まで、粘り強く、挑み続けていた。

               

              この夏、否定的な言葉を一切言わなかった。
              その彼女は、18文の英作文を、完成させた。
              みんなから遅れはとったが、初日の自分を大きく超えた。

               

              よく、やりました。


               

              8月平常授業。
              講習会は実力強化。平常授業は学校内容の予習。

               

              初見の英語長文を読んでいく。
              340語の長文をチームラーニングで読んでいく。
              チームみんなの学力を結集して、辞書を使って、読んでいく。

               

              私は見守るだけ。
              チームの答えが出るまでは教えない。

               

              チームで340語を読み切った。

               

              よく、やりました。

               

              その思いとともに。

              そんな笑顔で、英語を学ぶんだなぁ…。
              私が前に立って、教えている時には、そんな笑顔は出ないなぁ…。
              そう思った。本当に、いい笑顔だった。


               

              私が目指していること。

               

              我が子たちや生徒たちが、主体的に学ぶ人になること。

               

              私がいなくても。
              我が子たちが、まっすぐ、すくすく、育つ。
              自ら学び、学びを助け合う。
              夢に向かって、生きながら。

               

              私がいなくても。
              生徒たちが、成長し続ける。
              主体的に、そして、協働的に、学ぶ。
              夢に向かって、生きながら。

               

              フェアワークとチームワーク。

               

              フェアであること。
              嘘やごまかしがなく、正しく堂々とした態度。

               

              チームであること。
              だから、自由はいいが、勝手は許さない。

               

              「自分の生き方に胸を張れるか?」

               

              「はい!」

               

              フェア&チームワークとはそういうことだろう。

              それが私の目指すところなんだなぁ…。

              そんなことを思い直す一日だった。


               

              帰宅後、ビールと焼酎を。
              買って帰ったキムチとちくわと焼き鳥をおつまみに。
              次の日、授業はない。この3日間、我慢した。

               

              だから。

               

              少し、少し、そして、少し、飲みました。


               

              さあ、明日の授業でもまた、目指すところへ。

               

              向かう。

              category:授業 | by:武本貴志(たけもとたかし) | - | - | -

              2016年8月2日「ああ、感慨無量〜我が子たちの学びに〜(子育て)」

              2016.08.02 Tuesday 11:31
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                いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。

                多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。

                この子育て・教育ブログは「私自身への問いかけ・言い聞かせ」として書かせていただいています。

                ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。

                そのあたり、どうか、ご了承ください。

                 

                 

                毎年、家族4人で行く市民プールが改修工事のため、今夏は休止。

                プール大好きの1号(8歳の息子)と2号(5歳の娘)。

                1号は小学校で、息継ぎクロールで15メートル泳げるようになった。

                2号は幼稚園で、伏し浮きとバタ足ができるようになった。

                我が子たちのその成長を、この目で見たいと思っていた。

                 

                休止中の市民プールは、車で、5分で行ける。

                今夏は、車で、20分ほどで行けるプールへ。

                 

                夏休みの日曜日。

                朝の10時から夕方の4時まで、家族4人でプールを満喫した。

                額が痛い。日焼けで、私の額はピリピリしている。

                 

                1号のクロールを見た。感慨深い。

                去年まで潜り専門だった1号が、確かに泳いでいる。

                その未完成さがいい。彼らしくていい。

                水泳が得意な妻のアドバイスで、彼の泳ぐ距離は20メートルを超えた。

                彼らしくていい。

                 

                「ハンディつけたるから、競争しよう」

                 

                1号との競泳対決。感慨深い。

                泳ぐ距離は、1号が5メートルほど。私は7メートルほど。

                 

                「負けるの、早!」

                 

                私の本気の負けに、妻が大笑い。

                 

                「野球で痛めた左腕が…」

                 

                笑いにならなかった。

                 

                1号は一直線に下る急流スライダーも平気だった。へぇ…。

                私と妻は、さらに高い急流スライダーへ。

                着水地点で、1号と2号が手を振っている。感慨深い。

                予想以上の高速だった。着水で吹っ飛んだ私に我が子たちは大笑い。

                妻は、本当に、怖がっていた。へぇ…。

                 

                ちょっと前まで、水に顔をつけることさえ怖がっていた2号。

                浮いている。そして、足をバタバタさせている。前に進んでいる。

                本当に、しみじみとした気持ちになる。心が詰まる。

                 

                ビーチボールで遊ぶ。

                家族4人で、バレーボール。

                深さ90センチのプールに、顔だけ出ている2号。

                うまくレシーブできない。この風景も今年まで。噛みしめる。

                 

                私と1号で、フライキャッチ。本当に、うまくなった。

                 

                私と1号と2号で、野球のゲッツー遊び。

                飽きてきた2号が、プレーとプレーの間で、潜る。

                セカンドの役割を放棄して潜っている。かなり深く潜っている。

                ショートの1号は怒っているが、私は感慨深い。

                 

                「まだ、やりたい!帰りたくない!」

                 

                それくらいで終わるのがちょうどいい。

                思いは受け止めるが、一切受け入れない。

                 

                「今度いつ行くか決めよ!それのほうが楽しいわ!」

                 

                ほら、前向きになった。

                 

                帰宅後、風呂、そして、夕食。

                あとは、ゆったりと、テレビを4人で楽しむ。

                毎週、家族4人で観よう!と決めている番組。ほぼ毎回、妻は泣く。

                それに加えて、これも観よう!と決めていた番組。

                それらを観終えると、妻が一番先に眠りに落ちた。続いて、2号。

                1号と私は阪神戦を観戦。いつ眠りに落ちてもいい状態で。

                 

                「ヒーローインタビュー、誰?」

                 

                布団に寝転んでいる1号が聞く。

                 

                「狩野と岩崎」

                 

                「やっぱりな」

                 

                その2秒後、1号陥落。

                 

                「球児は、球速以上に、球威があるな」

                「ホワイトは、球速はあるけど、球、軽そうやな」

                 

                試合終了直前まで、生意気解説をしていたのに…。

                どれだけ眠たかったのだろう。どれだけ阪神が好きなのだろう。

                 

                大学生の甥っ子を加えた家族5人で行く試合での阪神勝利を願う。

                 

                 

                1号はサッカー選手である。

                土曜日に通算88ゴール目を決めてきた。

                1対0で勝利した。その唯一の得点を決めてきた。

                相手は同じサッカークラブの2年生チーム。

                その日、3年生チームは主力メンバーのほとんどが不在だったという。

                 

                彼のサッカーを最優先に考える。それが我が家の基本方針。

                サッカーの練習や試合に休まずに行ける。彼にそのチャンスを与えている。

                そして、彼はそのチャンスを逃さずに、行き続けている。

                その積み重ねの結果が88ゴール。

                行き続けていることを褒めてやりたい。88という結果には感謝したい。

                 

                 

                プールの翌日の月曜日の朝。

                朝食後、我が子たちは、勉強へと向かう。

                1号は、勉強後、サッカーの自主トレ。

                私はひとり、筋トレ後、自転車で、本屋へ向かう。

                 

                私の本に加えて、1号と2号に漫画を買った。

                1号には名探偵コナン。2号にはドラえもん。

                 

                妻が、家の中で、自分だけの時間を過ごす。

                そのために、我が子たちに、漫画読書の時間を創る。

                 

                我が家には漫画はほとんどない。特別感がいい。

                前述したテレビも、日常は、ひとり1日1時間が基本ルール。

                漫画もテレビも中身は考える。コナンとドラえもんだからいい。

                 

                それぞれが読み終わったら、おそらくは、交換するだろう。

                かなりの時間、我が家は、シ〜ンとしているはずである。

                 

                そのシ〜ンは、私が仕事に行く前からすでに始まっていた。

                心地の良い、静けさだった。

                 

                「どんな話か、明日、教えてな」

                 

                ふたりには、それだけ、伝えておいた。

                知ったことを、誰かに教える。自分の言葉で。

                大切にしてほしい学び方の1つである。

                 

                「玄関責任者、今日も、頼むよ」

                 

                「はい」

                 

                自主トレから戻って来た後のトレシュが、乱れ転がっていた。

                ただ、それを指摘すると、1号は、しまった!という顔をした。

                 

                自分ごとの顔だった。

                 

                「和室責任者、今日も、頼むよ」

                 

                「はい」

                 

                日曜日の夜、疲れ切って、眠ってしまった2号。

                和室には、彼女が使っていたおもちゃが残っていた。

                1号に和室副責任者に任命された私が片づけた。

                 

                それを指摘すると、2号は、あっ!という顔をした。

                 

                自分ごとの顔だった。

                 

                 

                月曜日の午後11時過ぎ。

                 

                仕事から帰宅。

                 

                「ふたりとも、本当に、協力的で、助かった…」

                 

                穏やかな妻がいた。

                 

                玄関も和室も、きれいに整い揃っていた。

                 

                 

                今朝。

                 

                朝から、コナンを読んでいる1号。2回目。

                その後、2号も、読んでいる。

                 

                「チチィ(父)も、読んだら!」

                 

                「そうやな」

                 

                もう、どんな話だったのかを聞くのはやめよう。

                 

                「1つだけ、言っとくで!」

                 

                1号の声のテンションが上がる。

                 

                「何?」

                 

                「めっちゃ、おもろいで!」

                 

                じゃ、私が読んだ後、それぞれの感想を言い合おう。

                 

                そんな学び方もまた、学んでほしいから。

                 

                 

                今、勉強を終えたふたりが、リビングで。

                 

                声を合わせて。

                 

                阪神の応援歌を歌っている。

                 

                私にブログを書く時間を創ってくれている。

                 

                今、歌声は応援歌からパーフェクトヒューマンに変わった。

                 

                これを書き終えたら、久しぶりに、花札をしよう。

                そして、仕事へ行こう。授業へ行こう。

                 

                 

                我が子たちの学びに。

                 

                ああ、感慨無量。

                category:子育て | by:武本貴志(たけもとたかし) | - | - | -

                2016年7月29日「何かを変えること(授業)」

                2016.07.29 Friday 19:01
                0

                  いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。
                  多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。
                  この子育て・教育ブログは「私自身への問いかけ・言い聞かせ」として書かせていただいています。
                  ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。
                  そのあたり、どうか、ご了承ください。


                   

                  私の夏期講習会が一昨日から始まっている。
                  中3英語クラス。

                   

                  初日に何を語るか?
                  生徒たちに元気を与えるために。

                  考え抜いてきた。

                   

                  授業1時間前に校舎に着いた。
                  生徒一人ひとりが書いた夏の目標を読んだ。

                   

                  思い直しが始まった。
                  語りだけではなく、授業内容についても。
                  授業開始ギリギリまで、考えた。

                   

                  授業開始の挨拶。
                  そして、私の語りを始める合図。

                   

                  「椅子を引いて、姿勢を正そう」

                   

                  ホワイトボードに書いた。

                   

                  35

                   

                  「この数字の意味、わかるか?」

                   

                  「偏差値ですか?」

                   

                  「先生の?(笑)」

                   

                  笑い合った。

                   

                  ここから、準備していた話とは全く別の話をした。
                  私の学生時代の奇跡の話。

                  高3の夏の話。

                   

                  この話をこの学年にするのは初めてだった。
                  去年の中3生にこの話をしたとき。

                   

                  「ビリギャルやん!先生、本、出したらいいのに!」

                   

                  「まだやな。そのタイミングが来たら出す(笑)」

                   

                  笑い合った。

                   

                  高2の終わりに33だった私の英語の偏差値。
                  私は高3の4月からコツコツとひとり勉強を始めた。

                   

                  大学志望の私に専門学校を勧めてきた担任の先生を見返すために。
                  私の気性を知り、徹底的に挑発してきた担任の先生の思いに報いるために。
                  私のやる気を引き出してくれた先生に返すために。

                   

                  高3の夏、生まれて初めて、塾(予備校)に行かせてもらった。
                  朝から晩まで予備校で授業を受け、夜はひとり勉強。
                  それを40日間、続けた。

                   

                  私の33は、夏を超えて、70になった。

                  そして、志望校を超えて、まさかの新しい志望校に辿り着いた。
                  私の高校から、その大学へ行ったのは、私が初めてである。
                  私の高校は理系。私の大学は外大。史上初の変な生徒だった。

                   

                  担任の先生は、目玉が飛び出るぐらいびっくりしていた。
                  あの時の職員室の先生の顔が今、思い出された。
                  先生の愛のある挑発には、本当に感謝している。
                  あの大学受験が、今の私の仕事に、つながっているから。


                  自分のダメなところを生徒たちに見せる。
                  そうすることで、生徒たちは、安心する。
                  安心すると、本気を出せる。

                   

                  奇跡は起こる。その事実を伝える。
                  奇跡を引き寄せる可能性は、みんなにある。
                  そのことを私は力強く伝える。

                   

                  35

                   

                  残された夏休みの日数。
                  5科目勉強するとして、平均すれば、1科目7日。
                  学校の授業が進まない中、1科目に7日間も時間を費やせる。
                  復習だけに7日間も費やせる。

                   

                  「ビッグチャンスやろ!」
                  「間違いなく、賢くなる。本気でやれば」

                   

                  みんなが変わりたいと思っている。
                  みんなが成長を願っている。
                  生徒一人ひとりが書いた目標を読んで、そう思った。
                  私の話を聴く姿を見て、そう思った。

                   

                  「小さなことを続けること」

                   

                  例えば、私の筋トレ。
                  例えば、1号(8歳の息子)の靴揃え。
                  例えば、2号(5歳の娘)のひとり朝食。

                   

                  「何かを変えること」

                   

                  そう言い換えてもいい。
                  何でもいい。できそうなことでいい。

                  ただし…。

                   

                  「必ず変えること」
                  「そんな人が、本当に、やり続けるじゃないかと思う」


                  授業を始めた。

                   

                  「授業の最後に、今日の授業内容のテストをする」

                   

                  そう告げた。

                   

                  みんなが授業の参加者になるために。
                  当事者意識を持つために。

                   

                  授業に参加する目的を明らかにしておく。
                  それは、学んだことを、その日に、アウトプットできること。

                   

                  いつも以上に、主体的に、学んでいたのではないか?

                   

                  授業終了。

                   

                  「ちょっと、変えてみようか」
                  「挨拶を、いつもよりもっと、丁寧にやって、終わろう」


                   

                  帰宅した。
                  1号の大好きな阪神戦のテレビ観戦。
                  それに主体的な学びの要素を入れ込んでやろうと…。

                   

                  私は仕事で観戦できない。
                  だから、新聞のような見出し作りを…と頼んでいた。

                   

                  その日、阪神は9対0の圧勝だった。

                  1号はその大勝をこう表した。

                   

                  どうしたんだ とら打線爆発

                   

                  ファンでもびっくりするくらいの大勝。
                  それがよくわかる見出しだった。

                   

                  次の日の見出しは…。

                   

                  今日もやった原口文仁 ゴメスもつづく

                   

                  快勝の3連勝。
                  そのことがよくわかった。


                   

                  今日、徹底的に、家の整理整頓をした。

                  着替え部屋、和室、そして、寝室。
                  妻が午前中、所用で出かけている間に。
                  1号と2号と3人で。

                   

                  「これはやる気出るわ!」

                   

                  パソコンのレイアウトを変えた。
                  1号は、英検対策の問題に、どんどん挑んでいた。
                  ネット留学Meet the Worldのパソコン学習。

                   

                  和室をきれいにした。

                   

                  「ああ、気分がいいわ!」

                   

                  1号は、すっきりした和室で、野球の守備練習に励んでいた。

                   

                  何かを変えることで、人の心は、元気になっていく。


                   

                  「玄関責任者は1号な!」

                   

                  「はい!」

                   

                  靴を揃える責任者。

                   

                  「和室責任者は2号な!」

                   

                  「はい!」

                   

                  和室のすっきり感を維持する責任者。

                   

                  「リビングと着替え部屋はそれぞれが自分のことを最後までやる」
                  「片付けまで責任を持ってやる。オッケイ?」

                   

                  「はい!」「はい!」

                   

                  小さなことを続けることで、人の心は、揃っていく。


                   

                  さあ、授業へ、行こう。

                   

                  生徒たちの成長の願い。

                   

                  それを信じて。

                   

                  生徒たちが奇跡を引き寄せる。

                   

                  それを信じて。

                   

                  今日も、何かを、変える。

                  category:授業 | by:武本貴志(たけもとたかし) | - | - | -

                  2016年7月27日「心を揃える(子育て)」

                  2016.07.27 Wednesday 16:25
                  0

                    いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。
                    多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。
                    この子育て・教育ブログは「私自身への問いかけ・言い聞かせ」として書かせていただいています。
                    ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。
                    そのあたり、どうか、ご了承ください。


                     

                    授業態度が悪いと担任の先生が言う。
                    母や妹への態度が悪いと妻が言う。
                    切り替え力が弱くなっていると私が言う。

                     

                    1号(8歳の息子)の話。

                     

                    彼には彼の言い分がある。
                    算数や国語がおもしろくない(簡単すぎる)。
                    母のタイミングが悪いし、妹の態度も悪い。

                    切り替え力は…弱くなっている。

                     

                    妻の言い分も書いておく。

                    タイミングって何やねん!

                     

                    確かに言えること。
                    1号の心の調子が悪い。彼の心が乱れている。
                    そんな時がある。いつもではない。

                     

                    1号とトークス(面談)をしようと思っていた。
                    そのために、ちょっと早い夏期休暇中に私は彼を観察していた。

                     

                    そして、ある時、私は彼にこう言った。

                     

                    「1号、玄関の靴、揃えといて」

                     

                    「はい」

                     

                    我が家の玄関はたくさんの靴で溢れている。
                    私の仕事の靴、運動靴、そして、サンダル。
                    妻の靴、靴、そして、サンダル。
                    2号(5歳の娘)の靴、靴、長靴、そして、サンダル。
                    1号の靴、スパイク、スパイク、トレシュ、そして、サンダル。

                     

                    小さな玄関に靴がいっぱい。
                    そして、それらは、乱れていた。

                     

                    それらを、1号が、きれいに、揃えた。

                     

                    靴を揃えると、心が揃う。

                     

                    玄関は始まり。そして、玄関は終わり。
                    最初から、きちんとやるということ。
                    最後まで、きちんとやるということ。

                     

                    「最後まで、やったか?」

                     

                    我が子たちに、私はよくこう問いかける。

                     

                    「片づけなさい」

                     

                    そうは言わずに。

                     

                    「最後まで、やったか?」

                     

                    私はそう問いかける。

                     

                    元気な朝の挨拶、はいという返事、そして、靴を揃えること。
                    これがしつけの3原則だと聞いたことがある。

                     

                    この夏休みは、この3つに帰ろうと私は決めた。

                    心が揃ってから、トークスをしたほうがいい。


                     

                    夏休みの宿題と自主勉強の計画は妻と一緒に立てたようである。
                    去年に比べて、宿題の量が多い。
                    去年は7月中に終わらせる予定を立てた。
                    今年は8月中旬に終了予定。その後、自主勉強をスタートする。
                    宿題のない2号は自主勉強をすでにスタートしている。

                     

                    サッカーの自主トレは、普段と変わらず、継続。

                     

                    習い事も普段通り。
                    月曜日が英語、水・土曜日がサッカークラブ、そして、木曜日がサッカー塾。

                    日曜日にはサッカーの試合が入ることが多い。

                     

                    私の役割は3つに帰ることだと思い知る。
                    妻と話し合ったわけではない。偶然というか、自然というか。
                    偶然は必然である。

                     

                    3つに帰ることに徹しながら、あとは、臨機応変に。
                    1号の知的好奇心を大きく育むために。
                    彼の学力を大いに高めるために。
                    直感で動く。

                     

                     

                    ある日の夜、家族4人で、阪神の野球中継を観ていた。
                    2号がマッサージをしてくれると言ってくれた。
                    私はうつ伏せになって2号のマッサージを受ける。
                    野球中継を観ることができない。

                     

                    「1号、実況中継、やって」

                     

                    リビングに、おもちゃのスタンドマイクを持って来て、実況が始まった。

                     

                    見事だった。

                     

                    「今、ラジオをつけた人がわかるように、しゃべってみ」

                     

                    見事だった。

                     

                    指示ひとつで、テレビも、能動的に観ることができる。


                     

                    今朝、阪神2連勝の新聞記事を見て、意気揚々の1号。

                     

                    「1号、頼みがある」

                     

                    「何?」

                     

                    「チチィ(父)、今日から帰って来るの、遅いねん」

                     

                    「うん」

                     

                    「だから、阪神の試合を観て、見出し、作っといて」
                    「この“ゴメス爆発3打点”みたいに」

                     

                    「うん、ええよ」

                     

                    「長すぎたら、あかんぞ」

                     

                    「例えば…“2安打金本激怒”」

                     

                    「おお、めっちゃええやん。負けたってわかるわ」

                     

                    負けてるやん…。

                     

                    「考える時に、新聞見てもいい?」

                     

                    「ええよ」

                     

                    指示ひとつで、テレビも、能動的に観ることができる。
                    指示ひとつで、新聞を、楽しんで読むこともできる。


                     

                    私が買ってあげた野球の秘密という本。
                    今朝、朝食を終えて、1号は、夢中になって読んでいた。

                     

                    「なるほど!スイッチヒッターは練習も2倍。そらそうやな!」

                     

                    先日、そんな発見をした1号。

                     

                    「それ以外に、何か、発見はあったか?」

                     

                    「んん…。まだ、ないわ」

                     

                    しばらくして。

                     

                    「ええ!そうなん!!」

                     

                    「何?何?」

                     

                    「野村監督って、現役の時、キャッチャーやろ」
                    「左目で打者を見て、右目でピッチャーを見ててんて」

                     

                    「へえ。流石やな」

                     

                    「きっと、左バッターの時は、逆やな」

                     

                    その想像力がいい。

                     

                    「サードのゴールデングラブ賞を一番多く取った選手、知ってる?」

                     

                    そうやって、知ったことを相手に質問するのがいい。


                     

                    態度が悪いのは、心の調子が悪いだけ。

                     

                    だから、心を揃えること。

                     

                    私の役割は、その方法を伝えること。

                     

                    そして、学び方を学ぶこと。

                     

                    私の役割は、その環境を創ること。

                     

                    指示と問いかけ。

                     

                    この技術を私が磨くこと。


                     

                    仕事に行く前に、私がこっそり、玄関の靴を、揃えておいた。

                     

                    まずは、私の心を揃えるために。

                     

                    そして…。

                     

                    家族4人の心が揃いますように。

                    category:子育て | by:武本貴志(たけもとたかし) | - | - | -

                    2016年7月26日「人の成長というものは…(子育て)」

                    2016.07.26 Tuesday 15:50
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                      いつも、ご一読いただき、本当にありがとうございます。
                      多くの方に訪問していただいていること、心より感謝いたします。
                      この子育て・教育ブログは「私自身への問いかけ・言い聞かせ」として書かせていただいています。
                      ですので、文体は常体です。フランクな表現を織り交ぜてもいます。
                      そのあたり、どうか、ご了承ください。


                       

                      「今日から、朝ごはん、自分で食べる!」

                       

                      2号(5歳の娘)が、今朝、そう言った。
                      ずっと私が食べさせていた。彼女を甘え切らせるために。

                       

                      なぜ、このタイミングで、彼女は決意したのだろうか?

                       

                      前日。
                      2号は手術の予定だった。

                      唇に口内炎のようなものができていた。
                      それを切る手術。5分ほどの手術。
                      なかなか治らなかった。

                      治りそうになると、彼女がまた噛んでしまう。
                      それを繰り返していたようだ。
                      先日、近くの歯科医に診てもらい、紹介状を書いてもらった。
                      大きな病院で切ってもらったほうがいいだろうという診断。

                       

                      その日から、治りのスピードが加速した。
                      病院へ行く当日は、ほぼ、治っていた。
                      手術への恐怖が、彼女の心を変えた。

                       

                      「手術かぁ。注射が痛いなぁ…」

                       

                      「手術するって決まってない!」

                       

                      「入院やなぁ…。ひとりで、寂しいなぁ…」

                       

                      「入院なんかしない!ちょっと切るだけ!」

                       

                      そんな会話を幾度となく、繰り返してきた。

                      結局、病院へ行っても、切る箇所もなく、様子を見ることに。
                      帰宅後、彼女は、妻とふたりで、夕食の餃子作りに励んでいた。

                       

                      その前日。
                      ふたりで、コマ付自転車で、本屋へ出かけた。
                      2号は手帳サイズのプリキュアの本を欲しがった。
                      それは本というよりはオモチャだった。
                      ねだる、ねだる、ねだる2号。揺れる、揺れる、揺れる私の心。
                      彼女は我慢した。

                       

                      ドラえもんのマンガを買ってあげた。
                      コロコロコミック風のドラえもん&パーマンのマンガ雑誌。
                      1号(8歳の息子)には野球の秘密という本を買った。私は文庫本。

                       

                      その前日。
                      ふたりで、電車に乗って、繁華街に出かけた。
                      ウィンドウショッピング。かわいいお店がいっぱい。
                      ほしい!ほしい!ほしい!とおねだり2号。聞き流す私。

                      彼女は我慢した。

                       

                      どんぐり飴を買ってあげた。もちろん、1号の分も。

                       

                      帰宅後、2号は、ひとりで、スーパーに買い物に行った。
                      2回目のスーパーへのひとりお買い物。
                      ひとりで、1リットルの牛乳とリンゴジュースを買ってきた。
                      1号のためのメッツコーラは買えなかった。
                      1号は、この夏から、炭酸ジュースが飲めるようになった。
                      2号は、買えなかったが、ひとりで、店員さんに聞けた。

                       

                      「メッツコーラ、どこですか?」

                       

                      売り切れていたようだ。

                       

                      合計2リットルを運び終えてすぐに、次のお買い物へ。
                      待ちに待ったぶどうの直売店が開店していた。
                      直売店はマンションを出れば、もう見える距離にある。
                      さっそく、ひとりで、2号は、買いに行ってくれた。
                      そして、おまけで、ぶどうをたくさんもらってきてくれた。
                      きっとそうだろうと思いながら、私はマンションの前から会釈した。
                      いつもの笑顔で、店のおばさんが、手を振ってくれた。

                       

                      昼からは、ふたりで、カラオケへ。
                      幼稚園の年長で学んだ歌を、いっぱい、歌ってくれた。

                       

                      夏休みに入って、私と過ごす時間が増えた。
                      私の少し早い夏休みも始まった。
                      彼女の自己肯定感が高まっている。それは安心感に比例する。
                      そして、手術という緊張感。それを回避できた安堵感。

                       

                      人の心は一瞬にして変わる。


                       

                      「ひとりで、買い物、行ってくる!行きたいねん!」

                       

                      1号が、昨夕、そう言った。
                      餃子の皮が足りないという状況を知って…。
                      彼は、おつかいが、苦手である。
                      ひとりでスーパーに行ったことなど1度もない。

                       

                      「餃子の皮の場所、知らんやろ?ハハに教えてもらったら?」

                       

                      「そんなん、店員さんに聞いたらええやん。それのほうが早いで」

                       

                      1号は、ひとりで、自転車に乗って、店員さんに聞いて、買ってきた。

                       

                      なぜ、このタイミングで、彼は決意したのだろうか?

                       

                      前日。
                      サッカークラブの遠征試合があった。
                      妻と1号と2号と3人で行った。私はお留守番。
                      妻が過去最強レベルの不機嫌さで帰って来た。
                      4人での夕食中も、妻がひとり、ふさぎ込んでいる。

                       

                      「もういい。ふたりとも、好きにしたらいい」

                       

                      念のため。ふたりとは、1号と2号。1号と私ではない。
                      ふたりで、すぐに、ケンカをする。
                      妻の言うことを聞かない。特に生意気1号が…。
                      妻は、もう、我慢ならなかったのだろう。

                       

                      申し訳ない…。情けない…。このままでは、アカン…。
                      1号は、意気揚々と餃子の皮を巻く2号を見て、そう思ったのではないか?

                       

                      私と1号と友達たちで河川敷野球を3時間半やってきたばかりだった。
                      運動能力で、学年で1、2を争う怪物投手とサッカーの激情型エース。
                      そのふたりの体格は、早生まれの1号とは、2回りほど違う。
                      1号は、そのふたりとのホームラン競争で勝てた。
                      絶対に勝てないと思っていた初めてのホームラン競争で、1回だけ、勝てた。
                      3回戦。10球勝負。怪物投手が2勝。そして、1号が1勝。
                      1号が勝ったとき、そのふたりは0本だった。
                      1号の順番は3番目だった。初球を見事にセンターバックスクリーンへ。

                       

                      「負けてもいいから、1本は打ちたい!」

                       

                      そんな激情型エースは、3回戦の最終打席で、ライトスタンドへ運んだ。
                      その勝負強さは、サッカーの時と同じだった。

                       

                      ホームランの合計数は、怪物くんが8本、1号が2本、エースくんが1本。
                      怪物くんは、この夏、いよいよ、リトルリーグのチームに入部する。
                      嬉しそうに、その報告をしてくれた。

                       

                      大好きな野球で身体を動かし、汗をかき、1号の心はいい状態になった。
                      だから、前向きになれた。役立ちたいという思いが素直に出た。

                       

                      人の心は一瞬にして変わる。

                       

                       

                      念のため、1号は、サッカー選手。
                      野球の本を買ったのは、彼の国語算数の勉強への主体性を引き出すため。

                       

                      「なるほど!スイッチヒッターは練習も2倍。そらそうやな!」

                       

                      そう。まずは、どんどん、発見しなさい。

                       

                      今朝、2号が自主勉強。算数の文章題を解いている。
                      1問不正解。その原因は“ひとりずつ”の意味がわからないから。

                       

                      「1号、ヒント、出したり」

                       

                      「“ひとりずつ”は“ひとりぶん”ってこと」

                       

                      そう。そうやって、どんどん、自分の言葉で表現していきなさい。

                       

                      そんな1号がサッカー塾でシュートを決めてきた。
                      そして、2度目の特別賞受賞。今回は本人にも手応えがあったらしい。
                      さらには、前述の遠征試合で2ゴール。
                      ビデオで観たが、今までにはないレベルのシュートだった。
                      これで通算ゴール数は87になった。


                       

                      人の成長というものは…。
                      コンピュータのように、合理的にはいかない。
                      コンピュータのように、効率的にもいかない。

                       

                      河川敷野球を楽しんだ3人の子どもたちが教えてくれる。

                       

                      「お腹すいた!めっちゃ、白飯食べたい!」

                       

                      野球終了後、3人とも、口を揃えて、そう叫んでいた。

                       

                      白飯に合うおかず。
                      怪物くんは、たくわん。エースくんは、ちりめんじゃこ。
                      和風で、いいなぁ…。1号は、お刺身。これまた、和風。

                       

                      そう。そもそも、人間は、お腹が空く。
                      だから、合理的に、効率的に、いくわけがない。

                       

                      生き物だから。

                       

                      ましてや、人には心がある。

                       

                      いくわけがない。

                       

                      でも、心は、一瞬で変わるから。

                       

                      いつでも変わるから。

                       

                      だから私は、人の成長の可能性を100%信頼する。

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                      category:子育て | by:武本貴志(たけもとたかし) | - | - | -

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